渇いた私をその愛撫で濡らして
著:深海ゆゆ

アラサー干物女のOL・深津杏子(ふかづきょうこ)。リア充カースト最底辺という自覚はあるけれど、人生こんなものって諦めの毎日。
でもある日、会社の飲み会で完全無欠のイケメン・柳楽(なぎら)君に、なぜか「きょうこ、って呼んでいい?」ってささやかれ、気づけば彼とベッドの中。
「胸、弱い? もう濡れてる」
「いやっ、見ないで……お願い」
知らない感触に熱くなる身体、あたまがおかしくなりそう。甘く濡れた声でもっと名前、呼んで欲しい。
ようやく訪れたはじめての恋、はじめてのセックス。
浮かれすぎちゃダメってわかってる。なのに、彼への気持ちが止まらなくて……!?
深津杏子
(ふかづきょうこ)
男性とつきあったことすらない完全喪女(もじょ)のアラサーOL。マイペースだが責任感があり仕事ぶりは丁寧。日本酒が好き。
柳楽怜
(なぎられい)
社内イチ人気のハイスペック男子。帰国子女でそつなくスマートなイケメンだが、なぜか杏子に執着を見せる。
京子愛美
(きょうこまなみ)
デキる美人上司。柳楽とは以前からの知り合い。